■ ID | 853 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 埼玉県中西部地域における地下水ヒ素汚染と発生源の解析 |
■ 著者 | 石山高
Takashi Ishiyama
埼玉県環境科学国際センター 八戸昭一 Shoichi Hachinohe 埼玉県環境科学国際センター 佐坂公規 Kouki Sasaka 埼玉県環境科学国際センター 高橋基之 Motoyuki Takahashi 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | (社)日本水環境学会 |
■ 出版年 | 2009 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第43回日本水環境学会年会、平成21年3月18日 |
■ 抄録・要旨 | 埼玉県中西部地域では、環境基準を上回るヒ素を含む地下水が存在する。これらの地下水は、浅層地下水であるにもかかわらず、酸化還元電位が-150mVvs.Ag/AgClと低く、還元状態を示している。本発表では、汚染井戸の分布と地形条件との関係を明らかにするとともに、周辺の地質試料をコアサンプリングし、層位ごとに土質を観察した結果について報告した。
ヒ素が検出される井戸は沖積低地に集中しており、ヒ素の分布と地形条件は密接に関係していることが推察された。地質試料を観察した結果、有機物を多量に含むピート層の存在が確認された。ピート層では、微生物活動により酸素濃度が減少する可能性が考えられる。このピート層の存在が、周辺地下水の酸化還元電位を大きく低下させ、地下水中へのヒ素の溶出を促進していると解釈した。 |
■ キーワード | 地下水、砒素汚染、発生源解析、埼玉県中西部、ピート層 |
| 一覧に戻る |